燻製女

世間の煙にいぶされて、香ばしい女に!~ 築40年の公団団地ベランダで、近所の目にどぎまぎしながら燻製作りに挑戦します。

記念すべき第一弾!プロセスチーズとかまぼこの燻製

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さて緊張の「初挑戦」。
食材は、燻製道士が「一番簡単」といっていたかまぼことプロセスチーズにした。

下味つける必要もないし、水分をとる必要もなく、
網に乗っけて数分間、色づくまで加熱するだけ。

燻製キャンプで実際に作っているところを見たけど、
「こりゃ簡単でいいや!」と思った。

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さっそくスモーカーにアルミホイルを敷いて、
チップをひとつかみ。

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嬉しいことに、チーズ4個とかまぼこ1本乗せたらぴったりサイズ。
チーズの下に敷いてあるのはキッチンペーパー。
溶けて流れ落ちてしまうことのないよう。

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そしてベランダでセッティング。
奥にレンガを4つ積んであるのは、風防目的というより、下を歩いている人の目に万が一にも火が見えてしまわないようにだ。団地内はけっこう目が厳しい。自警団もみまわりしている。ベランダから煙が立ち上り火が見えた日には、その場で消防通報されてもおかしくない。

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準備全部整い、着火。
わずか数十秒で、鍋とふたの隙間から煙が立ち上ってきた。

それも半端ない量で!!!

目が痛い。

つかこんな煙あがってなかったよなあ、燻製キャンプでは。

火が強すぎるのだろうか?
ちょっと弱めてみたけどあまり変わらず。

ああ、ベランダ見えるところに団地住民がいたら、かなりやばいかもしれない。煙の勢いが強すぎる上に、煙すぎる。

台所の中からガラス扉半開きにしたまま、もうなんかどぎまぎ。
かなり苦しくなるような煙が、部屋の中にもたくさん入ってしまったが、窓を閉める勇気もなかった。

結局3分したかどうかの頃、煙がだんだんおさまってきて、「もしや燃え尽きちゃった?」と思い、カセットコンロの火も消し、家の中に持ち込んだ。

あー、久々に心臓に悪い時間を過ごしたよ。
ベランダ燻製がこんなにも緊張するものとは・・・。

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蓋をあけてみると、かなりいい感じの色に染まっている。
写真だけ見ると「成功したじゃない」と思ってくれるかもしれない。

が。

スモーキー通り越して、激しく「焦げ臭い」のだ。

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実際、焦げまくりだし。
燻製キャンプの時もこんなだったっけ?
もしかして、もっと平たくするんじゃなく、中央にこんもり山にするべきだったのかな?それとも火が強すぎたかな?

「もし近所の人に見つかったら」

というドキドキで、窓ガラスを閉めベランダ放置することもできなかったため、家の中もとってもとってもスモーキー・・・というか、煙臭いというか焦げ臭い状態になっていて、何か失敗した感がどっしり。

肝心の燻製はどうなんだろう?

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切って食べてみた。
焦げ臭くなってるかと思ったけど、チーズ&かまぼこにはそれほど焦げ臭さはうつっていなかった。

ただ。

かまぼこは微妙に苦かった。
そして少し下にぴりっと来る感じは、もしかしたら炭から発生した酢かも。タールは酸っぱいという話を燻製道士が確かしていたので。

チーズは大丈夫だった。
が、なんというか、感動もなかった。

食欲をそそるスモーキーさはなかったので。

結論。
初回は失敗した。

理由はよくわからないが、

  • 火が強すぎた
  • チップの盛り方が間違っていた
  • 緊張しすぎた

こんなあたりかなあ。
もう一度同じ食材でリトライしてみたい。